ジャパンカップ 2014 大予想

人間というのは考え出すと、どんどん深みにはまってわけがわからなくなってしまう。

人生でも競馬でも、単純に考えた方が結果良いほうに出るってのはわかっているんやけど、「考えの沼」にいつの間にかはまってしまう。

人生もギャンブルも「考えの沼」からどう抜け出すかが勝負やな。








今年のJCは「考えの沼」にどっぷりはまっている(笑)


まずディープインパクト産駒の取捨や。

GI戦線で連勝中のディープ産駒祭やけど、そろそろ終わりがくるんちゃうかなっていう気になってきてん。
先週のマイルCS。1、2、4、5着がディープ産駒。
やり過ぎ。ピークやったと思う。

それに11月に入ってから東京競馬場のほうはディープインパクト産駒祭はあまり盛り上がってへんし、
今日のティルナノーグや。

ティルナノーグとは何だったのか。

馬場が多少悪いぐらいの負け方ちゃうで、あれ。
史上最強馬のオルフェーヴルでも走る気無くして惨敗みたいなことはあるからしゃあないけど、何やあの馬。ほんまがっかりや。
単勝1.5倍は美味し過ぎると思うで痛い目にあったで(苦笑)

まあ。あれをみていて思ったんが、
ディープ産駒祭もそろそろピークアウトやなってこと。




凱旋門賞組の追い切りが悪くみえる。

とくにジャスタウェイはまるで覇気が感じられへん。
凱旋門賞の行かすんやなかったなあ。
毎日王冠から秋天、JCというルートで国内で走ってほしかったなあ。

デジャブーがよぎるねん。

父親のハーツクライ。

JCで日本馬最先着の2着になってから突如覚醒。
無敵のディープインパクトを有馬記念で撃破。
続くドバイも完勝。世界最強へ。
調子に乗ってイギリス遠征してそこでも健闘の3着。
ところが、JCで日本に戻ってきたときにはすっかり燃え尽きたのか覇気のない状態。
そのレースを最後に引退した。

ああ。あれだ。
ハーツクライと同じだ。

東スポで清水成駿が「ハーツクライはここで引退との噂」と言っていたけど、
たぶんこのレースを最後に引退ちゃうか。

スーパーマリオでスターを食べて時間が切れたみたいな状態になっているとみる。

ジャスタウェイはバッサリ消し。






ハープスターだって、ジャスタウェイよりマシやけど調教の動きがイマイチにみえる。

7Fを外外回って追い切られているんやから十分に動いてはいるんやけど、併せ馬のラストインパクトに結局追い付けないまま遅れた動きが気になる。
いつものキレが感じられへんねんな。

さすがに3歳牝馬。
札幌からフランスに行ってまた東京。
無理がそろそろたたってきてもおかしくないんちゃうかと不安になる。

ハープスターはずっとスーパースターの器やと言っている。
ブエナビスタやジェンティルドンナより上の素材。ウオッカやオルフェーヴルのクラスの素材やと思っている。
調子さえ良ければ東京2400mは走れる。マイラー気質のウオッカだって走れた。むしろスピードタイプの方がええぐらいの条件。

だから、凡人の予想を超えるパフォーマンスを見せてくれるかもしれんけど、
さすがに今のハープスターを本命にするのは期待かけすぎのようにも思う。

ディープインパクト産駒旋風が吹いていれば本命でも良かったけど、それが終わったという可能性を考慮すると、ちょっと買いづらい。
好きな馬なんでバッサリ消しきれへんけど、抑えの抑えの6番手評価の×に。





今年の秋の天皇賞組。


ジェンティルドンナは秋の天皇賞の回顧で書いたけど、バッサリ消しにいく。
http://d.hatena.ne.jp/win5wins/20141103/1415000924
直線の勝負どころでのジェンティルドンナの一瞬の反応の鈍さが気になるねんな。これが衰えやと思う。
この直感を信じる。
調教も悪くはないが、去年まではもっと動いていた。
このJCはジェンティルの引退レースやと思うが「引退レースの牝馬は消し」の法則がある。
消し。



エピファネイアは消す。
思ったよりまだ人気あるねんな。
エピファネイア自体が一流馬相手では分が悪いように思うねんな。
大阪杯ではキズナに完敗やし、弱い相手にしか結局勝ててへんしな。
しかもシンボリクリスエス産駒やろ。
勝つ感じがまるでせえへんのやけど。




ディープ産駒旋風が止まったという仮定で、
スピルバーグとデニムアンドルビーも評価を下げる。


スピルバーグは秋天は確かに一頭だけ明らかに違う脚での完勝で、去年のジャスタウェイのように覚醒した可能性もある。
トーセンラーの全弟というのを考えれば2400mも持つやろから、抑えの×5番手評価はつける。
せやけど、時代が過ぎた藤澤さんところから超一流馬がいまさら出てくるような気もせえへんし、秋天は1分59秒7とタイムが遅いことからも過大評価は禁物やとみているし、しかもエイトのヒロシの本命やろ。
まあ上位止まりなんちゃうかなと思っている。



デニムアンドルビーは最後まで悩んだけど消し。
調教は上位人気のなかでは一番よくみえる。
調子はええと思う。
エリ女を捨ててJCに賭けてきたのがわかる。
よほど東京2400mのこの条件がデニムに向いていると角居さんが確信しているんやろ。
ただなあ……去年のJCはトーセンジョーダンが3着、アドマイヤラクティが4着ってことからわかるようにレベルが低かった。タイムも2分26秒台。
そこで53キロの恵ハンデで2着に来ただけで、今年のこの豪華メンバー相手にもう一発ってのは……ちょっと無謀なんちゃうか。
角居さんがかなり強気な性格なのはわかっとるからな。



イスラボニータはやはり買い候補に入ってくる。
距離は持つと思うし、慣れた蛯ちゃんに騎手が代わるのもプラス。
秋天がピークに仕上げていたと思うんやけど、調子を維持しているように思う。
セントライト記念をみている限り、3歳牡馬勢のなかでは別格的な力の持ち主。
ワンアンドオンリーよりも夏の成長力で大きく差をつけているとみる。

ただなあ。
安定感はあるんやけど、外から伸びてくる何かに差されてしまいそうなイメージはあるねんな。
秋天上位をあまり信用しないということもあって、○イスラボニータは対抗評価まで。





▲ワンアンドオンリーは3番手評価に。
菊9着は残念やったけど、春天と菊はノーカウントのGI。結果は気にしない。
むしろ神戸新聞杯の2、3着馬が菊花賞で1、2着やったんで、それを横綱相撲で退けたワンアンドオンリーはむしろ再評価してもええと思う。

神戸新聞杯時のワンアンドオンリーは明らかに調子がイマイチやった。
そのわりには強い内容やったけど、逆にそのせいで本番で反動がきたんちゃうかな。
調教をみているかぎり、だいぶ覇気が戻ってきているし、ダービーを勝っているんやから条件も合うはず。

ただなあ……
トーホウジャッカルというスーパースター感のある馬とイスラボニータという実力が抜けた馬と比べると、
なんっちゅうかな、3歳牡馬のなかでも3番手感があるねんな。
ここまでメンバーがそろったところで勝つほどのスター性のある馬やろかという点で評価を下げた。



もしかしたら……と思うんが△ヒットザターゲット。
毎回毎回上位になにげなく入っていて、誰も気にもとめてない馬やけど、
秋天5着、調子も良さそう、キングカメハメハ産駒。
消す理由がとくに無く、地味だからという理由で消すと、なんとなく2、3着ぐらいにきてもおかしくないんちゃうか。
いちおうなぜか人気のあるエピファネイアやデニムアンドルビーより秋天では上位の5着にきとるんやし。

ただ…まあ本命にするのはさすがに無いわな(笑)。





「考えの沼」にハマってハマって最後にたどりついたのが、
絶好調の岩田さんが乗る◎フェノーメノ。

岩田さんやで、岩田さん。
深く考えんでもええ。
先週も岩田さん、今週も岩田さん。

調子を整えるのが難しい馬なのはこれまでの経緯からわかっている。だから突如惨敗するのはしょうがない。
調教は前走よりは動いているようにみえるので、体調は戻ってきているとみる。

オルフェーヴルもゴールドシップもわけがわからんぐらい突如惨敗して、
そして何食わぬ顔で復活する。
ステイゴールド産駒の特徴を思い返せばええやろ。

自分のブログの秋天の回顧のところで
「今回の秋の天皇賞は団子レースで、ほとんど着差がないので、
ここからガラッと変り身ある馬がでてきても変ではないと思うで」
と書いた。

そのときは別にフェノーメノだけを意識したわけではないけど、
あらためて読み返すとフェノーメノのことを予言しているように感じる。



◎フェノーメノからいくで。
○イスラボニータ、▲ワンアンドオンリー、△ヒットザターゲット、
抑えで×スピルバーグと×ハープスターへ5点流し。馬連かな。
あと○から▲△へ2点流しておく。









外国馬?
国際レースという肩書きのためにわざわざ連れてこられたかませ馬やろし。