朝日杯FS 2014 予想

今年のクラシック牡馬戦線は久しぶりに面白くなりそうと思っていたんや。


主役のイメージがティルナノーグ。
ティルナノーグの永遠のライバルがトーセンバジル。

そして、天才兄弟の血をひくアッシュゴールドがもう一方の主役として屹立する。

さらに本番に向けてまだ見ぬ素質馬がデビューしてくるんやから
かなり充実した面白い3歳クラシック戦線になるやろと期待していたんやけど……
ティルナノーグがああなってしまうとさっぱりようわからんことになってしまったw

今年のクラシック戦線は牡馬も牝馬もどうも掴みどころがないでなあ。




その理由のひとつは新種牡馬のハービンジャーやと思う。
先週1番人気で惨敗したロカもそうやったけど、ハービンジャー産駒は勝つ時は非常に強く勝つ。
だから能力がすごく高いようにみえるけど、実は底力がそんなにあるわけでもないんやな。
ハービンジャー自体がそんな馬みたい。
クラージュシチーとか、トーセンバジルとか、フローレスダンサーとか、基本的にハービンジャー産駒には注意が必要やわ。




さて、朝日杯FS。
本命は悩むけど、ディープインパクト産駒でいく。

◎ダノンプラチナ。
2週連続で蛯ちゃん+関東厩舎ってのが普通に考えたら無さそうなんやけど、
でも、関東厩舎に「流れ」がきたりせえへんかなという気がしてきとるねん。

ティルナノーグがイマイチやったとすると、他のクラシック主役候補は関東馬が並ぶ。
たとえばサトノクラウン(堀厩舎)、アヴニールマルシェ(藤沢厩舎)、ミュゼスルタン(大江原厩舎)、
今回出走するブライトエンブレム(小島厩舎)もそう。
当然このメンバーが揃えば国枝厩舎もクラシック戦線に組み込みたいで。

ダノンプラチナの前走は展開で楽なレースですごく強かったわけやないけど、1分34秒3のタイムは優秀やし、力はあることは示せた。
他に買いたい馬もおらんし、素直にディープ産駒で本命にいく。



相手は○ブライトエンブレム。
先ほども出てきたが関東厩舎に狙いを定めたい。
札幌2歳Sは大ざっぱなレースをしての完勝で、能力の高さは示せた。
お母さんのブラックエンブレムはまだまだ底の割れてないポテンシャル感と
安定しない体調の組み合わせの馬で「ブラックボックス」のような謎の魅力を残したまま引退してしまった馬。
ハービンジャーより「深み」があった。
そこからこういう荒削りな才能が出てきたとなると当然ワクワクする。
休み明け不安とお母さんと同様の安定しなさそう感から評価を対抗に下げたが、こっちが勝って主役になっても面白いと思っている。


ただなんとなく◎ダノンプラチナと○ブライトエンブレムの組み合わせで決まるような気はあまりせえへんなあ。


2、3着候補として、1分33秒台のタイムを素直に高評価して、いちょうS組を。
▲ネオルミエールと△クラリティスカイ。
勝利したクラリティスカイのほうを上位にすべきなんやろけど、
ネオルミエールのほうが藤沢厩舎(関東)やし、最内枠やし、いかにも穴をあけそうな予感。
それにしてもネオルミエールの鞍上が北村宏やったら本命も考えたんやけど、なんで柴山なんかなあ。
こういうところ藤沢先生の意図がわからん。




アッシュゴールドは前走のデイリー杯2歳Sでは本命にしたし、クラシック戦線のトップクラスまでいける器やと思う。このなかで一番の器。
走っているときのバネみたいな躍動感が凡馬とはやっぱり違ってみえる。
せやけど、まだタガノエスプレッソに負けているようではここでは厳しいやろ。
デイリー杯のタイムの1分35秒台はかなり不満。これじゃあなあ。
成長が追いついてない。なんでここに出てきたんやろ。こんなところは負けてええので、ダービーに向けてゆっくり育ててほしい。
心情的には馬券を買いたいが、ここはバッサリ消し。


デイリー杯2歳S組はレベルが低いとみる。
タガノエスプレッソは岩田さんが前走とてもうまく騎乗した印象。
もう一発は難しいんちゃうかな。消し。
もちろんナヴィオンなんかもばさり消し。

ハイアーゲーム産駒のコスモナインボールはちょっと注目したいけど、
3連勝の相手が低レベルやったようにみえる。

京王杯2歳S組もまあ低レベル戦とみてバッサリ消した。



◎ダノンプラチナと○ブライトエンブレムからそれぞれ▲△に馬連流しで4点。
いちおう◎と○の組み合わせ、▲と△の組み合わせも抑えて計6点。

まあ人気どころの馬券になってしまうけど、1−2でも、1−14でも23−24倍つくみたいなんで、けっこうええんちゃうかと思っている。