マイルCS 2013 予想

馬の調子の良し悪しってのはけっこう波があって、結果は大きく左右される。

だからギャンブルとして成り立つんやろと思う。
人間やったらウサイン・ボルト買っておけばたいがい当たる。

目標レースに向けて、調教師がどれだけ照準を合わせてきたかが重要。
馬の調子のピークがこのレースかどうか。
とくに馬の実力差がそんなに無いようなレースやったら、その見極めが大切やと思う。

今回のマイルCSはそう考えていくと、
GIやのにこのマイルCSを本気でとりにきている馬はそう多くない。

たとえば、
トーセンラー。
本気で取りにきているなら前哨戦で毎日王冠あたりを走らせているはず。
明らかに試しにマイルCSを走らせてみるだけ。
そもそもたいして強くもない馬なので、これはバッサリ消し。

カレンブラックヒル。
これも前哨戦を使っていない点からしても本気度弱し。
順調じゃないんやろ。

ダークシャドウ。
本当は秋の天皇賞が照準レースやったはず。その目論見が外れてのこっちやろ。
実力は認めるが買いたくない。

グランプリボス。
スプリンターズS前の鬼調教と比べて明らかに手ぬるい。
スプリンターズSを本気で狙っていたのやと思う。ここはピークアウトの状態やとみる。

ダノンシャーク。
これは逆に使い過ぎ。京成杯、富士Sと使い込んできた。
2着の多い馬なので、前走の富士Sをどうしても勝とうとメイチに仕上げていた。
ここではもう上積みはないやろとみる。

サンレイレーザー。
春は確変絶好調やったけど、休んでガクっとなったんやろか。前走14着は厳しい。
大穴やったらコレやけど、一気に立て直しは難しいんちゃうか。

このへんはみんな人気どころやけど、まとめてバッサリ消す。






本気でマイルCSを狙いにきていて、調子も実力もともなっている馬の筆頭は、
◎ダイワマッジョーレやと思う。

春にぐんぐん成長していた馬。
前走のスワンSは仕上がり途上やったので、そこそこの走りをしてくれたら本番で本命にしようとみていたら、
実にいい脚で2着にやってきた。コパノリチャードに負けたのは展開の差。
これやったら自信を持って本命にできるとみた。春からさらにひとまわり成長している予感がある。

心配なんは蛯名ぐらい。
せっかく2枠スタートと枠まで恵まれているのに、蛯名が謎の大外周りをせんかと心配。
内からするっと抜け出してほしい。ノリさんぐらいがのっていたらなあ。

それでも3着以内にはやってきてくれると信じとる。
ここで勝って、香港やろか。


相手は○クラレント。
クラレントは秋の天皇賞にいくもんやと思っていた。
東京コース得意やからな。
その秋天を自重してこっち一本に照準を合わせてきたローテは功を奏すると思う。
コパノリチャードもいるし、展開的には苦しいかもしらんが、陣営の本気度を取りたい。

ダイワマッジョーレと同じローテで、マイルCSに照準を合わせている感じがするのは
▲サダムパテック。
マッジョーレとの差は年齢。
昨年がピークなパテックと、今年がピークなマッジョーレの差。
せやけど、和田騎手は期待大で、内から経済コースをするっと抜けて出てくる姿が浮かぶ。



リアルインパクトは富士Sで復調気配。もともとGI馬の実力をみせてくるかもしれん。
でも、富士Sがメンバー的に弱かったのであまり信じきれんかな。
堀厩舎は関西ではイマイチやし、ここではなんか足りんように思う。大外枠やし。

コパノリチャードやドナウブルーも怖いけど、底力的にGIだと荷が重いんちゃうかな。

このへん買うなら×レッドオーヴァルに期待やろか。
迷うところやけど。
この馬の照準は秋華賞やったはず。ただ調整がうまくいかんかったんやろ。
矛先をかえてきたパターンであまり買いたくはない。
ただし、このレースは3歳は有利で、前走で復調気配なので、抑えたい感じはする。デムーロやし。
マイルCSを最初から狙っていたんやないやろけど、メイショウマンボを子供扱いしていた年初のころを思い出したい。


◎ダイワマッジョーレ
○クラレント
▲サダムパテック
×レッドオーヴァル

基本的に上位3頭のBOX、レッドオーヴァルを少し抑え。