日本ダービー ○▲やけど外れ

何度も見返したくなる、ええレースやったぁ。
スマートオーディンを含めた6強で上位6位までを占めていて、実力馬が実力通りに戦い、そして雌雄を決したレース。
ええダービーやったわ。

外厩制度が確立して馬の怪我が少なくなったことで、実力馬がちゃんと大レースに揃うようになったんやろな。
ノーザンファームさまさまやと思う。

馬券は、○マカヒキ、▲サトノダイヤモンドで1・2着やった。

サトノダイヤモンドはほんま完璧な騎乗やったと思う。
マカヒキの少し前の位置で、進路をふさぎながら直線に入ってきた。

前過ぎず、後ろ過ぎず、これ以上ないポジション。

ところが、マカヒキのエンジンがかかるところで、なぜかサトダイ、外側に大きく膨らんでゆく。
サトダイはまっすぐ走れるところが彼の長所なのに、なぜか一番の勝負ポイントで外に膨らむ。
ぽかんと空いたスペースに当然マカヒキが潜り込む。マカヒキは反応が鋭い。
いざという時に動ける。

逆にサトダイは膨らんで失速してしまう。
でも、もう一度エンジンを入れなおす。
エンジンが二度かかる馬はかなり強い馬で、皐月賞でも不利から二度目のエンジンをかけていた。
サトダイが一流馬なのは間違いないけど、マカヒキ相手にこのロスは大きい。

ハナ差まで追い込んだのだが、届かず。

惜しい。

あと一瞬、わずか1秒でも外に膨らむのが遅ければ、サトダイが勝っていたはず。

マカヒキ、この1秒の幸運を掴むことができた理由は──

金子真人オーナーの豪運としか思えへんな。
この人、すごいわあ。

元イギリスの首相だったチャーチルの言葉で、
「首相になるよりダービーオーナーになるほうが難しい」というのがあるけど、
ダービーオーナー3回目。

皇帝やわ。

金子サン、白鵬、大谷翔平クンは、レジェンドやと思う。
もう今後出てこないレベルの伝説の人を我々は同時代に見ることができているのかもしれない。


本命リオンディーズは5着に敗れた。一角ですでに口割ってかかっている姿がテレビに映っていた。
陣営が皐月賞からここまでかなりいろいろと試行錯誤をしてきたのは、ずっと我慢を教えている調教をみていてもわかるんやけど、でもあかんかった。
残念。
デムーロであかんのやったら、あかんのやろな。
いつかエピファネイアのように大きなレースで圧勝するのかもしれんけど、馬券の軸にはもうせんとこ。