菊花賞 2016 予想
だいたい毎年菊花賞はろくな馬が出てこないで消去法で買うことになるんやけど、今年は案外と素材が良さそうなメンバーが揃っているんちゃうか。けっこう買いたい馬が並んでいる。
そのなかでも、そりゃやっぱり〇サトノダイヤモンドは筆頭やわな。
騎手の言うとおりに動くことのできる賢さ、素直さ、体質の強さ、瞬発力──サトノダイヤモンドは見栄えがよく、非常に完成されたサラブレッドやと思う。
古いたとえやけど、ビワハヤヒデのように春に戴冠できなかった「3強」の一角が菊で戴冠パターンちゃうかな。
2着に▲ディーマジェスティやと3強のバランスがとても良い。
心配なのは里見さんがGIを勝てへんこと。
なんかに憑りつかれているんちゃうかと思うぐらい勝てへん。
今回はどう考えてもサトノダイヤモンドが勝つ流れやと思うんやけど、予想もせんような負け方をすることもありそうに思う。
それで対抗の２番手評価に。
本命は◎ウムブルフ。
圧勝やった札幌日刊スポーツ杯をみていると、これは間違いなく長距離馬やと思う。
距離が延びれば延びるほど、有利になるタイプ。
他馬が苦しくなってきたところで、スタミナがあるので一頭だけ抜けた脚を使える。だから圧勝できる。
無尽蔵のスタミナ勝負になれば十分にサトダイやディーマに勝てるだけの素質馬やとみる。
今回は社台山元トレセンで外厩仕上げできているのもええし、なにより堀厩舎の馬。かなりの期待がもてる。
自信の本命。
勝てんでも3着までに入れると思う。
わしはウムブルフが３番か４番人気やと思っていたので、思ったより人気無いのが美味しいように思う。
ウムブルフ以外も気になる馬が何頭かいる。
ミッキーロケットの神戸新聞杯は見直せば見直すほど能力の高さを感じさせる。
３コーナーで騎手が立ち上がるほどあおられて、直線に入ったところでは馬群に囲まれたにもかかわらず、そこから抜け出してサトノダイヤモンドに迫った内容は素晴らしい。
かなり強い馬で、ここで勝っても驚かないし、いずれ重賞を２つ、３つ勝っていく馬になると思う。
それなのに、ここで馬券を買わん理由は、前走があまりに鮮やかな内容やったので、典型的な1800〜2000mの中距離馬なんちゃうかとみるから。
ルージュバックやアンビシャス、ロゴタイプのような中距離馬で切れ味抜群な馬は菊花賞に向いてへんと思う。ここは消し。
レインボーラインも同じ。
札幌記念でモーリスに迫る脚を出してきた内容は圧巻。
マイルから中距離戦であれば十分に重賞で戦える馬やと思う。
でも、これはミッキーロケット以上に短いところ向きの馬やろ。
陣営も距離が向いてないのはわかっているんやろけど、馬主の三田昌弘サンのために関西でのクラシック戦に出走させてあげたというところなんちゃうの。
穴人気している△カフジプリンス。
穴人気しているので消す予定やったけど、１枠１番に入ったことで買い要素が強まってきた。
阿寒湖特別の内容が高評価できるもので、長距離であればあるほど有利なタイプに思える。
ただし神戸新聞杯で４着というのがこの馬の能力のMAXで、それ以上の力は感じへん。
サトノダイヤモンドとは明らかに力の差があるんちゃうかな。
この馬が馬券圏内にくるパターンは、サトノダイヤモンドが普通に圧勝したときの３着ちゃうかな。
ジュンヴァルカンもええなあ。
これもそこそこ強そうにみえる。
みえるけど、Ｇ３ぐらいでも勝つのに時間がまだかかると思う。
上にあげた馬たちより強いかというと、能力が全然足りんやろな。消し。
レッドエルディストはズブくみえる。
レッド軍団やからけっこう怖いんやけど、今回のメンバーで上位に入れるほどの脚は無い。
現在五番人気でなんでこんなに人気しとるのかわからんけど、わしは消しでええと思う。
５〜６着ぐらいにはいそうやけど。消し。
シュぺルミエール。
こんなん、全然あかんやろ。ウムブルフよりも人気な理由がさっぱりわからん。消し。
プロディガルサン。
こんなん、全然あかんやろ。ＰＯＧの話題馬やったけど、あのレベルの低い今年のセントライト記念のあの結果が限界の馬やと思う。
△エアスピネル。
距離で嫌われて人気が暴落しているので、これは拾っておきたい。
この馬、すごく強い馬やと思う。
確かにマイラーな感じはするけど、でもここまでナメられるほどの馬ではない。
△マウントロブソン。
堀厩舎の２頭目。エアスピネル以上に人気が暴落しているが、ここまでナメられるほどの馬ではない。
エアスピネルより距離の融通は利くタイプやと思うので、狙い目ちゃうかな。
エアスピネルとマウントロブソンは前哨戦の内容が悪すぎるので評価が下がっているけど、距離の問題というより両馬とも体調が整ってなかったのが敗因やったと思う。
◎ウムブルフを固定にして、以下の５頭で３連複１０点とかかな。
〇サトノダイヤモンド
▲ディーマジェスティ
△エアスピネル
△マウントロブソン
△カフジプリンス
